高市首相 約40年前に政治スタイルの「原点」で学んだ“国家経営” 政治家としてのタイプは安倍元首相ではない?

神奈川県茅ヶ崎市。私たちが案内してもらった先にあったのが。
記者「こちらが高市首相の写真ですか?」
職員「はい、そうです」
ここは高市首相が40年ほど前に学んでいた松下政経塾。「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助が、未来の政財界のリーダー育成のために創設しました。
その教えのひとつが…
高市首相「政経塾の“五誓”すなわち5つの誓いの1つに『素志貫徹の事』というものがあります」
その言葉は今も。
塾生「五誓、一つ『素志貫徹の事』」
塾生「一つ、『素志貫徹の事』」
素志貫徹とは、常に志を忘れず、懸命に取り組み続ければ必ず実現するという意味。
塾生は、茶道などで自分を見つめる姿勢を養うほか、各地の「現場」に足を運び、リーダーとしての資質を磨きます。
高市首相の側近で松下政経塾の先輩でもある山田宏議員に、塾の教えが首相の政治姿勢にどう生きているか聞くと…
自民党・山田宏議員「(高市首相には)松下幸之助の『国家経営』という考え方が染みついている。投資によって経済を膨らませて、経済の規模を大きくして財政再建をするという考え方は、まさに経営そのもの」
一方で、高市首相の「政治スタイル」をこう分析します。
山田議員「高市首相は安倍さんの継承者と言われますが、むしろ政治家のタイプとしては小泉純一郎型だと思います」
小泉純一郎元首相(2001年)「私の方から自民党をぶち壊しますから!」
郵政民営化などの改革を行い、「劇場型」の政治を展開した小泉純一郎元首相。
山田議員「(小泉氏も高市氏も)ボトムアップよりもトップダウン。自分の政治信条や、必ずやらなきゃいけないという志、そういったものに従って忠実にやろうとする“信念の政治”」
若手議員時代から高市首相と行動を共にしてきた、山本一太・群馬県知事も、高市氏と小泉氏の「共通点」を指摘します。
群馬県・山本一太知事「(高市首相は)永田町の常識にとらわれないタイプ。義理人情を大事にするみたいな部分も持ち合わせている。二面性みたいなものを持っている、ちょっと小泉元首相に似ているかなと」
高市首相は、山本知事らと、森内閣で官房副長官だった安倍元首相を支える「勝手補佐官」を結成。ニューヨークで森内閣や安倍氏をアピールしたこともありました。
高市首相の「政治の師」である安倍元首相を引き合いに、山本氏が送るアドバイスとは。
山本知事「(安倍氏は)『人にものをちゃんと任せることを学んだ』とおっしゃっていました。高市首相が安倍元首相のように人にも任せるということで、体調も管理しながら頑張っていただきたい」
まもなく政権発足1年を迎える高市内閣ですが、今週、不祥事で初めて閣僚が辞任。辞任の前、側近議員が指摘していたのは、首相を支える「チーム」づくりの重要性でした。
自民党・山田宏議員「耳に痛いことを言うことですね。そういう人を何人か選んで、 自分の周りに常につけておくという。もっと政権に深みと厚みが出てきて、大きな仕事が成し遂げられるだろう」