チケットの購入や機関紙購読を迫られ自費で…北九州市の幹部の3割、「市議から威圧的な言動受けた」

市長「大きな衝撃」「見逃すことできない」
北九州市が市幹部を対象に行った、市議からの不当要求の有無を尋ねるアンケートで、回答した3割が威圧的な言動を受けたと答えていたことがわかった。市が21日、結果を公表した。演劇チケット購入や政党機関紙購読を迫られた事例もあり、武内和久市長は「大きな衝撃を受けた。目を疑うような記載もあった。こうした声を見逃すことはできない」とコメントした。市は弁護士など有識者による検証を行う方針。
アンケートは9月、議会対応をする課長級以上468人に匿名形式で行い、9割超の446人が答えた。
市議から大声の叱責(しっせき)など威圧的言動を経験した人は135人(30%)で、ほかに「商品購入などの勧誘」110人(25%)、「議会質問原稿の作成に関与」63人(14%)などがあった。
自由記述には「議会答弁で謝罪を求められた」「市議在籍劇団の公演チケットを買わされ、仕方なく鑑賞した」「政党機関紙の勧誘を受け、2年間自費で購読した」など市議の理不尽な言動への指摘が並んだ。「議会対応を苦に辞めていく優秀な職員がいる」「サンドバッグみたいなもの」と悲観する声もあった。
市議会の中村義雄議長は「真摯(しんし)に受け止めたい。一方で、事実関係や受け止め方に違いがある場合もあると考えている」とした。