これは致命的だ──。高市早苗首相が今月2日に開かれたG7オンライン首脳会議を欠席した問題。直前に麻生太郎副総裁ら自民党幹部と“宴会”をしていた高市首相の「ドタキャン疑惑」が広がる中、茂木敏充外相に“確信犯”としか考えられない「ウソ答弁」が発覚した。高市首相をかばうあまりか、官邸も外務省も支離滅裂になっているが、虚偽を重ねて墓穴を掘った。
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問題のウソ答弁があったのは、27日の参院外交防衛委員会。G7会合をめぐっては、高市首相が欠席しただけでなく、外相の茂木大臣が代理を務めず、事務方の外務審議官が出席したことも問題視されている。
そこで委員会では、立憲民主党の辻元参院議員が、菅政権時代の2021年8月のG7オンライン首脳会議に、当時も外相だった茂木氏が代理出席していたことに言及。
なぜ今回は官僚だったのか、高市首相がドタキャンしたから茂木大臣の代理出席が間に合わなかったのではないか、などと質問した。
これに対し茂木大臣は、「会議は、コロナの時に日本が呼びかけ、日本が議長で進行役だったから私が代理出席した。今回の会議とは性格が違う」と突っぱねたのだが、この答弁がナント虚偽だったことが分かったのだ。辻元氏が29日記者会見して明らかにした。
つじつまの合わない不可解なことばかり
外務省のホームページによれば、茂木氏が代理出席したのは、コロナではなくアフガニスタン情勢をテーマにした首脳会議で、議長国は日本ではなく英国だった。茂木大臣の言うコロナテーマの会議はG7ではなく、21年6月の「COVAXワクチン・サミット」だったのだ。茂木大臣は別の会議にスリ替えて答弁していたわけだ。
ところが驚くことに、こうした事実を辻元氏が外務省サイドにぶつけると、茂木氏が代理出席した会議がアフガンがテーマで英国が議長の会議だった事実は認めるのに、茂木大臣の答弁が間違っていたことはガンとして認めず、答弁も「訂正しない」と言い張ったという。
それどころか、茂木大臣が答弁時に会議について「おそらく」という推測の言葉を使って説明していたため、問題ないという態度だったという。
この問題をめぐっては、高市首相が「ディスプレーや回線接続の業者が間に合わなかった」とトンデモ理由を主張すれば、茂木大臣は「30分の会議で1回しか発言できず官僚で十分」と高市首相の欠席理由を変更。官邸と外務省が責任を押し付け合うなど、つじつまの合わない不可解なことばかり。
会見で辻元氏はこう言った。
「やはり外相が代理で出られない状況だったとしか考えられず、高市首相が直前にドタキャンしたのか、となる。外務省はそこを崩されたくないから、虚偽答弁をしているにもかかわらず間違いを認めない。そういう構図がさらに濃厚になった」
辻元氏によれば、29日に対応した外務官僚は「顔が引きつっていた」という。茂木大臣も外務省もこれ以上、高市首相をかばいきれない。早く、楽になったらどうか。
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高市首相がG7オンライン首脳会議を欠席した問題は、直前に麻生副総裁ら自民党幹部との“宴会”があったことから、SNSなどで「酔っぱらってドタキャンした」との臆測まで広がる始末だ。関連記事【もっと読む】高市首相「G7オンライン会合」欠席はやっぱりドタキャン? 追及された茂木外相グダグダ答弁、矛盾も露呈でも詳しく報じている。