強い台風31号の北上に伴い、5日(木)は関東でも警報級の大雨となる可能性があります。今後の進路や大雨に警戒が必要なエリアなど気象予報士の木原実さんが解説します。
4日(水)午後3時現在、「強い」勢力の台風31号は日本の南の海上にあって、5日(木)にかけて小笠原諸島の西を北上する見込みです。その後は日本の東へと離れて行くでしょう。台風が接近する伊豆諸島や小笠原諸島はもちろんですが、今回は関東などでも大雨となる可能性があります。主な原因は台風の北側にある暖かく湿った空気です。5日(木)の天気図でみると、列島に前線が停滞して、低気圧も予想されています。房総半島沖にある低気圧に向かって、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、特に関東や伊豆諸島では大気の状態が非常に不安定となり、警報級の大雨のおそれがあります。
4日(水)夜以降、関東や伊豆諸島で活発な雨雲が発生、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨のおそれがあります。5日(木)明け方、関東や東北で雨、特に千葉県や茨城県などで雨脚が強まる予想で、そのあとの通勤通学に影響する可能性があります。その後、活発な雨雲は抜けますが、昼ごろからは九州など西日本でも雨が降り始める見込みで、5日(木)夜にかけて広い範囲で傘の出番となりそうですが、やはり関東沿岸部や伊豆諸島中心に雨の量が増えそうです。
5日(木)夕方までに予想される雨量は伊豆諸島で180ミリ、関東南部で130ミリ、関東北部でも120ミリなどとなっています。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要です。