JR10路線で見合わせ、私鉄や高速道も乱れ続く

台風19号による交通の乱れは、15日になっても続いた。
JR東日本によると、北陸新幹線のほか、在来線でも土砂崩れや橋の流失などの被害が相次いだ。同日夕時点で、中央線や東北線など計10路線で運転を見合わせている区間がある。
中央線は高尾―大月間が線路への土砂流入で不通になり、新宿などから松本・甲府方面へ向かう特急「あずさ」「かいじ」は今月末まで運休する見通し。
茨城県大子町の久慈川にかかる橋の一部が流された水郡線のほか、福島県内の東北線や磐越東線などは全線再開の見通しが立っていない。
岩手県沿岸を走る三陸鉄道リアス線は、土砂の流入や路盤崩れなどの被害が63か所で発生。15日には一部で運行を再開したが、総延長163キロのうち7割の113・7キロが運休している。3月に東日本大震災後8年ぶりに運行を再開した釜石―宮古間(55・4キロ)の被害が特に深刻で、全線復旧には「1か月以上かかる見通し」という。
箱根登山鉄道は、箱根湯本―強羅間で線路の流失や土砂崩れなど甚大な被害が確認され、運転を見合わせている。路線バスによる振り替え輸送を行っており、同社の担当者は「復旧に年内いっぱいかかる可能性がある」と明かした。
高速道路も、土砂が流入した中央道の八王子ジャンクション―大月インターチェンジ(IC)間、路面にひび割れが生じた上信越道の松井田妙義IC―佐久IC間が、それぞれ上下線で通行止めとなっている。