東日本に記録的な豪雨をもたらした台風19号で、来春の本格運用開始に向けて試験的に水をためていた八ッ場ダム(群馬県長野原町)の水位が急上昇し、13日に予定よりも3カ月以上早く最高水位(標高583メートル)に近づいた。国土交通省八ッ場ダム工事事務所は同日夕方、放水を開始した。
同ダムは試験的に水をためる「試験湛水(たんすい)」を1日に開始。3~4カ月で最高水位になると見込んでいたが、今回の台風で予想よりも急激に早いスピードで最高水位近くまで達した。
15日現在も放水は継続。徐々に最高水位に達するまで、放水をしながら水位を調整しているという。今後、最高水位に達した後は最低24時間、水位を維持し、ダム本体などに漏水や不具合がないかなどを確認し、その後は1日に約1メートルずつ最低水位(標高536・3メートル)まで水位を下げていくという。【西銘研志郎】