台風19号の影響で長野県飯山市役所は庁舎1階が浸水し、15日に4階に臨時窓口を開設した。被災した市民がり災証明書の発行申請や相談に訪れ、市職員が対応に追われていた。
飯山市では13日に千曲川支流の皿川が氾濫し、約400戸が床上浸水した。市役所も約1メートルの高さまで浸水。14日に市職員OBも加わって泥のかき出しなど復旧作業に当たり、15日の業務再開にこぎ着けた。
15日にり災証明書の発行手続きに訪れた同市飯山の田中雄さん(73)は自宅が床上浸水し、床に泥が堆積(たいせき)した状態といい「初めてのことでどんな手続きをするか分からない」と困惑した様子だった。
市役所は一部のシステムが使えない状態だが、市総務部情報政策係の久保田珠希主査は「市民への対応の合間を縫ってではありますが、一刻も早く全業務が復旧するよう努めたい」と話していた。【菊池陽南子】