群馬県沼田市高橋場町の古書店で14日深夜に男性の遺体が発見された事件で、県警は15日、遺体や現場の状況から強盗殺人事件と断定し、沼田署に捜査本部を設置した。遺体の胸や両手などには複数の刺し傷、切り傷があり、店のレジには物色された形跡があった。
県警によると、亡くなっていた男性は店の経営者の兄で店員の斎藤康盛さん(59)=沼田市奈良町=と確認された。斎藤さんは店の従業員出入り口付近の店内通路で、大量の血を流して倒れていた。発見時、客用の正面出入り口は施錠され、店内の照明は消えていた。従業員出入り口に鍵は掛かっていなかった。
14日夜、店の営業は午後9時までで、斎藤さんは午後7時ごろから1人で勤務していた。帰宅が遅く、携帯電話で連絡が取れないことを心配した妻が様子を見に行って発見し、午後11時50分ごろ119番した。
現場は、沼田市中心部を取り巻く環状道路沿いで、大型店舗や住宅などが並ぶ地域の一角。