大阪朝鮮学校も「授業料無償化」から除外が確定

大阪朝鮮高級学校(大阪府東大阪市)が高校授業料無償化の対象から除外されたことを巡り、同校を運営する学校法人「大阪朝鮮学園」(大阪市)が国に処分取り消しなどを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は27日付の決定で原告側の上告を棄却した。国に無償化を命じた1審・大阪地裁判決を取り消し、同学園の逆転敗訴とした2審・大阪高裁判決が確定した。
全国5地裁・支部で起こされた同種訴訟で、朝鮮学校側の敗訴が確定したのは2件目。残る3件は高裁で審理が続いている。