【台風19号】いまも家に水、泥と倒木だらけの公園 東京・世田谷

台風19号の影響で多摩川が氾濫し、家屋が浸水した東京都世田谷区では、いまも水が抜けきっていない家屋もある。公園は泥や倒木だらけで後片付けのめどすら立たず、住民らは困り果てている。
「5、6回、水を抜いてもらっているが、どこかにある水がまた集まってくる」
世田谷区野毛の自宅が床上浸水した会社員の男性(50)は、こう嘆く。1階部分に浸水した男性宅では、水が引いた今でも、なぜか風呂場の排水溝部分に水がたまる。何度水を抜いても、いつの間にかたまりはじめ、原因もよく分からない。
16日には罹災(りさい)申請のため区職員が自宅を訪問してくれたが、今後への不安は募るばかり。壁には膝より上の高さにまで泥水がたまっていたと分かる跡。「壁の断熱材だとか、全部変えないといけない…」。男性は肩を落とした。
多摩川の河川敷で、区民らの憩いの場所になっていた兵庫島公園(世田谷区玉川)は、いまも倒木や流れ着いたゴミ、大量の泥が残されたまま。
日常の清掃を請け負っている男性(68)は16日午前中から、後片付けの重機が入りやすいようにと、泥を取り除いていた。だ、重機搬入経路は倒木にふさがれている。「台風が相次ぎ、業界では人手が足りないと聞いている…」。復旧の見通しがつかない現状に、男性はため息をついた。