千葉の突風「風速55メートルの竜巻」銚子地方気象台 被害は2キロの範囲に

台風19号の影響で千葉県市原市で12日に発生した突風について、銚子地方気象台は16日、風速約55メートルの竜巻と推定されると発表した。6段階で風の強さを示す「日本版改良藤田スケール」で、4番目に強い「JEF2」だった。また、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は約2キロの範囲で被害を確認した。
気象台が現地調査などをしたところ、突風が吹いた時には活発な積乱雲が現場近くを通過中だったことに加え、住民の証言から竜巻特有の音や渦などを確認。このため、突風を竜巻と推定した。
一方、防災科研によると、樹木や電柱の多くは南東から北西に向かって倒れるなどしていた。被害地域の端から端を測ると、少なくとも2キロに及んでいたといい、鈴木真一主任研究員は「台風の進行方向の右前方で発生する典型的な竜巻とみられる突風だった。家屋の倒れ方などから、非常に強い突風とみられる」と分析した。
突風により、市内で男性1人が死亡したほか、全壊など住宅に多数の被害が出た。【岩崎歩】