【台風19号】〈Q&A〉ダムって何? 「水の銀行」担う

台風19号による河川氾濫が相次ぐ中、「緊急放流」で注目を集めたダム。その役割や現状をまとめた。
Q ダムは何のためにあるのか
A 必要に応じて川の水量を調節する“水の銀行”のような役割を果たす。大量の雨で川の水が多いときはダムに水をためておき、少ないときは下流に水を送り出す。防災や農工業用水の確保、発電など利用目的は多岐にわたる。
Q なぜ水をためるのか
A 日本は梅雨や台風など大雨が懸念されるケースが多い。さらに日本の川は外国と比べて上流から河口までの距離が短くて急なため、大雨で一度に大量の水が下流域に押し寄せる危険性が高い。下流の市街地や農地などに洪水被害が出るのを防ぐため、ダムで水量を調節する必要がある。
Q 大雨のときは具体的に何をするのか
A 上流からダムに流れ込む水をせき止めると同時に、その水量を計算し、貯水量が限界を迎えることが想定される場合、流入した水量と同じ分を下流に流す「緊急放流」を行う。その際は事前に下流域の住民に伝達する。
Q 国内にダムはいくつあるのか
A 日本では法律上、高さ15メートル以上あるものをダムとしており、全国に約3000カ所ある。主な種類に、コンクリートダム、土を盛ってつくるアースダム、石や砂利を積み上げるロックフィルダムなどがあり、立地場所の地形や地質などによって決められる。