働く決め手に 大型商業施設に従業員向け保育園 富山・ファボーレ

大型商業施設のファボーレ(富山市婦中町下轡田)に15日、従業員向けの保育園が新設され、入園式が開かれた。同施設は増床して19日にリニューアルオープンする予定で、運営する富山フューチャー開発(同市)の角内康彦専務は「従業員の方々に気持ち良く働いていただけるよう開設した」と強調した。
保育園は従業員の子育て支援を目的に、増床棟1階に新設。年中無休で、0~2歳児を午前8時から最大で午後9時まで預かる。園内に調理室もあり、給食やおやつなども提供する。定員19人のうち、既に13人の利用が決まっているという。
同社によると、今回の増床に伴い、新規に約1000人の雇用が必要になった。ターゲットにしたのは育休中の女性。担当者は「立地する婦中町は(働き手になる)人口が多いが、0歳児を預かる場所がなく、需要があると考えた」と、保育園設置の狙いを説明する。従業員は、15日時点で8割程度を確保したという。
入園式では、保育士らが歌を披露。子どもたちは笑顔で体を揺らした。リニューアルに合わせ、長女(2)と長男(1)を預けて同施設内の飲食店で勤務することを決めたという富山市の山崎愛美さん(29)は「保育園が働く決め手になった。すぐに迎えに来られて、施設内にクリニックもあるので安心できる」と話した。【森野俊】