「輝く女性研究者」に戎家さん=初代受賞、合成生物学―科学技術振興機構

科学技術振興機構は17日、優れた研究を行う若手の女性研究者に贈る「輝く女性研究者賞」の第1回受賞者を、細胞やDNAを作りつつ発生の仕組みを解明する「合成生物学」で成果を挙げてきた欧州分子生物学研究所(EMBL)の戎家美紀グループリーダー(39)に決めたと発表した。
記者会見した戎家さんは「より生物の発生らしいものを作りたい」と目標を明かした。理化学研究所から昨年、EMBLのスペインにある施設に移ったばかりで、「欧州は研究所トップや教授にも女性が多く、ロールモデルがいる」と述べ、女性を取り巻く国内外の環境の違いを指摘した。
機構は、女性の活躍を推進している機関として九州大の受賞も決めた。九大は研究者採用に当たり、厳しい審査を伴う女性枠を設定。論文データを分析し、女性枠の採用者は有力学術誌への論文掲載率が高いことも明らかにした。