時代絵巻を楽しんで 袴姿で「姫道中」PR

岐阜県美濃加茂市の旧中山道太田宿一帯で20日に開催される「おん祭MINOKAMO2019秋の陣~太田宿中山道まつり」を前に、実行委員会が16日、メイン行事の時代行列「姫道中」を野袴(のばかま)侍、裃(かみしも)侍、奴(やっこ)の衣装姿でPRした。
姫役は6人が務める。徳川幕府の十四代将軍・家茂に嫁いだ皇女・和宮役は美濃加茂市の学生、河合琴乃さん(20)、九代将軍・家重の妻、比宮役は坂祝町の会社員、堀部澪那さん(22)らで、華やかな時代絵巻を繰り広げる。堀部さんは「和服が好きなので、笑顔で祭りを盛り上げたい」と誓った。
今年は同市出身の坪内逍遥生誕160年と、豪州ダボ市姉妹都市提携30周年を記念し、伊藤誠一市長が逍遥にふんする。逍遥がシェイクスピア全集を翻訳したことから、ダボ市長がシェイクスピア役を務め、人力車で登場する。
野袴侍を演じる佐光重広・運営委員長(69)は「私たちの市も、1983年9月の台風で木曽川が決壊し水害を受けた。復興を目指して2年後に中山道祭を始めた」と説明。行列の前に黙とうをささげ、奴が義援金箱を担いで台風19号の被災者義援金を募る。
姫道中は、江戸時代の装束をまとった約110人が午後2時から旧太田宿一帯の1・1キロを練り歩く。【立松勝】