上皇后美智子さまは20日、85歳の誕生日を迎えられた。宮内庁によると、上皇さまと早朝の散策を続け、食事も必ず一緒にとっているという。住まいの皇居・吹上仙洞(せんとう)御所から仮住まい先となる高輪皇族邸(東京都港区)へ移る準備に忙しく、同庁はご夫妻の引っ越し時期を来年1~3月とする方向で調整している。
美智子さまは、自然災害を気にかけ、台風19号による甚大な被害に心を痛めているという。誕生日にあわせた吹上仙洞御所での祝賀行事をすべて取りやめ、天皇、皇后両陛下らご一家での昼食会のみ行う。
側近らによると、代替わりに伴う行事の準備などで疲れがたまった様子が見え、6月に心臓の心房と心室の間の弁が完全に閉じずに血液が一部逆流する症状が見つかったほか、白内障の手術を受けた。9月には左胸に見つかった早期の乳がんを切除する手術も受けている。
昨年までは、誕生日にあわせて宮内記者会の質問に文書回答してきたが、公務から退いたため取りやめた。【和田武士】