国内最大のツル越冬地、鹿児島県出水市の出水平野で18日、今季初のツルが飛来した。確認した県ツル保護会によると、昨季と同日で、過去30年平均より5日遅い。
同日午前6時半ごろ、地元住民が八代海に面した東干拓地にいるマナヅル1羽を見つけ、保護会に連絡した。見学者によると、その後、第2陣のナベヅル5羽も飛来した。
今後、繁殖地である中国東北部やシベリア方面から次々と越冬にやってくる見通しだ。昨季は1万4286羽が飛来し、22季連続で1万羽を超える「万羽ヅル」となった。
市内のアマチュアカメラマン、鳥屋良彦さん(74)は「台風19号が去った後、寒気が来た感じだ。ツルの季節になると撮影仲間や旅行者と話が弾み、楽しい」と心を躍らせた。
鹿児島地方気象台によると、出水市に隣接する同県阿久根市の18日午前の天候は曇り一時雨。午前6時の気温は20・1度だった。【降旗英峰】