児童施設で小5に足払い、大けがさせる 傷害容疑で運営会社役員逮捕

勤務する児童施設に通う小学5年の男児(10)に暴行を加えて大けがをさせたとして、警視庁小岩署は21日、東京都江戸川区北小岩の会社役員、田辺勇太容疑者(32)を傷害の疑いで逮捕した。「足払いをして床に投げ飛ばした」と容疑を認めている。
逮捕容疑は5月1日午後1時半ごろ、発達障害の子らが通う「児童デイサービス生活塾 みずならの木 南小岩」(同区南小岩7)の教室内で、男児を床に倒すなどし、後頭部の骨を折るなど約3カ月のけがをさせたとしている。
同署によると、田辺容疑者は施設の運営会社の役員兼従業員。「(男児が)腕にかみ付いてきたのでとっさに投げてしまった」などと供述している。当時、2人は追いかけっこをして遊んでいたといい、田辺容疑者は当初、男児の親に「(男児は)自分で転んだ」などと説明していた。日常的な暴力行為は確認されていないという。【山本佳孝、最上和喜】