22日「即位礼正殿の儀」 竹田恒泰氏が大村知事に最終警告!「大村知事は皇居の濠を渡るな」

天皇陛下が即位を正式に宣言される「即位礼正殿の儀」が22日、行われる。国内外から約2000人の賓客が参列を予定している。国内では自然災害が多発し、わが国を取り巻く国際情勢は厳しさを増すなか、皇位が安定的に継承されることの意義などについて、明治天皇の玄孫(やしゃご)で、作家の竹田恒泰氏が緊急寄稿した。昭和天皇の写真をバーナーで焼いた映像作品が、愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で公開されたことをめぐり、愛知県の大村秀章知事への「最終警告」も発した。

一連の即位関連の行事のなかでも、「即位礼正殿の儀」は、新天皇陛下がご即位を内外に宣明なさる儀式で、三権の長をはじめ各界の代表者、各国元首級などが参列して行われる。結婚にたとえるなら、披露宴に該当する。
両陛下はもとより、参列なさる皇族方は平安装束をお召しになる。女性皇族方の十二単は必見であろう。一部の宮内庁職員も装束をまとう。
これは雛人形の実写版といってもよく、ぜひ注目してほしい。まさに日本国にとっての「晴れの日」であり、国民挙げて祝福したいものである。
天皇陛下は第126代であらせられる。これだけ君主が代数を重ね、悠久の歴史を歩んできた国は他にない。日本書紀によれば今年は建国から2679年であり、また考古学では約2000年王朝交代がないことが学問的に証明されている。
わが国は現存する国家のなかでは、世界最古の国家である。
これほど国家体制が安定している国が他にあろうか。アジア周辺を見渡しても、選挙をする度に戒厳令が敷かれる国や、大統領がまともな死に方をしない国など、安定には程遠い国が多い。明日の即位の礼は、日本の安定感を世界に示す機会にもなると思う。
しかし、2000年に及ぶ国体の継承は、困難の連続でもあった。先の大戦でポツダム宣言を受諾したことを筆頭に、数々の試練を乗り越えてきた。いずれも、国民が国の存続を願い、天皇を守り通してきた。
それは、いつの時代も、天皇が国民に絶大なる関心を向け、その幸せをお祈りになってきたからと思う。
今月、日本列島を襲った台風19号により多くの方が亡くなり、いまだ行方不明者の捜索が続く。
上皇陛下がそうであったように、天皇陛下も深く悲しんでいらっしゃることを国民は知っている。せめて明日は、晴れやかなお気持ちで高御座にお登り頂きたいと思う。
こうしたなか、昭和天皇の写真を焼いて灰を踏み付ける動画を展示した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」(14日に閉幕)の最高責任者だった愛知県の大村知事が、どうやら即位の礼に出席する準備をしているらしい。
写真を焼いて灰を足で踏み付けるのは最高レベルの侮辱である。一体、どのツラを下げて皇居の濠を渡るつもりであろうか。皇室を敬愛する圧倒多数の日本人は、絶対に許さない。