和歌山県串本町 高齢者世帯の災害備蓄水の配達料を無料に

和歌山県串本町 高齢者世帯の災害備蓄水「なんたん水」の配達を無料化(参照:熊本市 震災で寄せられた飲料水130トンがほぼ賞味期限切れ、活用方法を模索)
image from 和歌山県産品カタログより
和歌山県串本町は2019年9月11日より、65歳以上の高齢者世帯への配達に限り、災害備蓄水「なんたん水」の配達料(通常送料800円)を無料で届けることを決めた。「なんたん水」は、南海トラフの巨大地震に備えて串本町が製造、販売しているもので、500ml入りペットボトル24本入りで1箱約12kgになる。高齢者にからの持ち帰りに不自由しているという声を受けて、今回の配達料の無料化が検討された。南海トラフ地震は、2018年2月に政府の地震調査委員会が今後30年以内に起きる確率を80%程度と引き上げた。「その時」の先を見越した備えが必要とされていることは間違いない。
「なんたん水」の製造は、三重県桑名市の飲料水メーカーに委託しており、使用されているのは古座川の原水。日本清流百選・平成の名水百選にも選ばれている名水だ。串本町の浄水場で膜ろ過方式の浄化システムを利用し、常温での5年間保存を可能にした。「なんたん水」は、12年・15年に「モンドセレクション」で金賞、18年は同コンクールで最高金賞を受賞。品質は世界的にも求められていると言える。
製造された「なんたん水」約6割は町役場で備蓄され、残りは住民課や水道課、宿泊施設、道の駅などで販売。1箱の価格は2,400円(税込)。県産品カタログにも掲載されている。串本町水道課によると、「なんたん水」は軟水で、まろやかな口当たりと甘みが特徴とのこと。