感染拡大が続く豚コレラ対策として、養豚場などで飼育されている豚へのワクチン接種が25日始まった。三重県玉城町の小林ファーム蚊野農場では25日午前8時40分ごろ、獣医師3人が訪れ、飼育豚へのワクチン接種を始めた。
同農場では約6000頭の豚が飼育されており、県はこの農場でのワクチン接種は、4日以内に完了させるとしている。
同農場を経営している県養豚協会の小林政弘会長は獣医師が農場に入っていくのを見届け、「県内で豚コレラが発生してから神経を使ってきたので、本当にほっとした」と語った。ただワクチンを打ったことによる風評被害を懸念しているといい、「人間には害がないので安心して豚を消費してほしい」と訴えた。
同県内では今年7月にいなべ市の養豚場で初めて感染が確認された。それ以降は他の養豚場などで感染事例はないが、豚コレラウイルスに感染した野生イノシシが県北部で相次いで発見されている。【森田采花】