2か月の孫“暴行死” 控訴審で祖母に無罪

生後2か月の孫に暴行を加え、死亡させた罪に問われた祖母の控訴審で、大阪高裁は25日、「病気が原因で死亡した可能性がある」として、一審の実刑判決を破棄し、無罪を言い渡した。
山内泰子被告(69)は3年前、生後2か月の孫の頭に強い衝撃を与えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている。
一審の大阪地裁は2017年、乳幼児揺さぶられ症候群の兆候があるとして、懲役5年6か月の実刑判決を言い渡したが、山内被告は、一貫して無罪を主張。弁護側は、「脳静脈洞血栓症」という病気などが原因で、死亡した可能性があると指摘していた。