「雨はもう勘弁して」また床上浸水「自宅復旧あきらめた」宮城・丸森

台風19号による大雨で阿武隈川の支流の堤防が決壊し死者10人、行方不明者1人が出た宮城県丸森町では、25日午後から26日未明にかけてまとまった雨が降り、降り始めからの総雨量が多いところで231ミリに達した。
同町によると、住宅36棟が床上浸水し、乗用車2台が水没した。25日夜には阿武隈川支流の水位が最大5メートル上がり、避難所には300人以上が身を寄せた。この避難所では19号による被害で200人以上が生活しており、計545人が避難所で一夜を過ごした。
19号の被害で自宅が浸水した無職、佐藤義孝さん(68)は、今回の雨でも新たに川の水が自宅敷地内に流れ込む被害を受け、26日朝から土のうを積む作業に追われた。近くの川が土砂で埋まっているため、台風被害以降、大雨が降るたびに川の流れが変わり、自宅に水が流れ込む被害が続く。佐藤さんは「自宅の復旧はもうあきらめたが、町内の河川復旧工事が進むためにも、これ以上の雨は勘弁してほしい」と祈るように話した。【寺田剛】