京都三大祭りの最後を飾る「時代祭」が26日、京都市中心部であった。天皇陛下の「即位礼正殿の儀」と重なるのを避けるため例年より4日遅い開催。約2000人が平安から明治まで各時代の歴史上の人物の装束を身にまとい、都大路約4・5キロを練り歩いて華麗な歴史絵巻を作り上げた。
午前9時、桓武天皇と孝明天皇の御霊代(みたましろ)を乗せた「御鳳輦(ごほうれん)」と呼ばれる輿(こし)の行列が平安神宮(京都市左京区)を出発。京都御苑(同市上京区)で武者姿の男性や十二ひとえ姿の女性らが合流した。
正午には笛や太鼓の音と共に、明治から時代をさかのぼる順番で行列が出発した。【矢倉健次】