養殖カキの産地、福岡県糸島市で焼きガキを楽しめるカキ小屋の今シーズンの営業が25日、始まった。市内4漁港にある27店のうち、岐志漁港(同市志摩岐志)の9店では新たに常設施設が完成し、関係者がこの日、落成式を開いて新たな船出を祝った。大半の店が26日までに営業を始める。
落成式には漁協関係者や地域住民ら約200人が参加。神事や餅まきなどの後、早速試食して秋冬の味覚を楽しんだ。完成祝賀会で糸島漁協の仲西利弘組合長(65)は「漁業者により仮建築物として設置・運営が始まったカキ小屋が、地域観光資源になり、県内外から多くの人に来てもらえるようになった。さらに安心安全な水産物の供給に努めたい」とあいさつした。
香港から家族と観光で訪れた黄琦さん(50)は「糸島のカキ小屋をユーチューブで知り訪れた。カキは新鮮でとてもおいしく、施設もきれい」と話し、次々に焼きガキを口に運んでいた。【吉川雄策】