3月末にリニューアルされた滋賀県のホームページ(HP)で不具合が多発している問題で、三日月大造知事は28日、抜本的な見直しは当面実施しない方針を示した。県のHPを巡っては、複数の専門家が設計(情報設計)に根本的な欠陥がある疑いを指摘。県は県民を対象にした座談会を開くなど、改善に向けて県民からの意見を募集するなどしていた。
県議会決算特別委員会で、角田航也県議(チームしが)の質問に答えた。角田県議は「リニューアル当初の問題が解決されないまま、数カ月間トラブルが発生し続けている。一刻も早い解決が求められる」と指摘した。
これに対し、三日月知事は「全ての記事が時系列で表示され探しにくいことやスマートフォンでの閲覧・操作の改善は、今年度から来年度にかけて取り組む」と表明。ただ、抜本的な見直しは「3年程度後に見込まれる次期システムのリニューアルにつながるよう、庁内全体で検討する仕組みを整え、広く専門家の知見を借り、入念に準備を進める」と述べ、3年後をめどに次のリニューアルで対応する意向を示した。
問題を巡る県の対応に、ベテラン県議からは「抜本的な解決をしなければならないのに、県は『一定の改善はできている』という姿勢で、つじつま合わせをしようとしている。どつぼにはまっている状態だ」と批判の声も上がっている。【成松秋穂】