神奈川県水産技術センター(同県三浦市三崎町城ケ島養老子)の展示コーナーに、キャベツを与えて育てているムラサキウニの水槽が加わった。
三浦半島沿岸では、ムラサキウニによって海藻類が食い荒らされる被害が深刻化し、磯焼けの原因につながっているとされる。ムラサキウニが雑食性であることに目をつけた同センターは、廃棄される三浦産キャベツをエサに育てる取り組みを2014年に開始。17年には天然のウニ600匹に2カ月間キャベツを与えたところ、平均で10%、体重が増えた。味は通常のウニより甘みが強く、生臭さが少ないという。
神奈川の海に関するパネルなどが展示されている常設コーナーにある水槽(横90センチ、縦45センチ)で十数匹のムラサキウニが飼育され、キャベツに食らいつく姿が観察できる。展示コーナーの見学は、平日の午前9時から午後5時までで入場無料。
また、同センター職員の解説を聞きながら展示コーナーをめぐる見学ツアーも実施されている。12月26日まで毎週火、木曜日の午前10時と午後2時の1日2回で、養殖しているタイへのエサやりも体験できる。ツアー参加希望者は電話(046・882・2311)で前日までに申し込む。【岩崎信道】