ドングリ不作でクマ出没増予測 群馬、行楽客らに注意呼びかけ

群馬県鳥獣被害対策支援センター(同県高崎市)は、人の生活エリアに出没するクマが増加しそうだとの予測をまとめた。餌となる堅果類(ドングリ)などが今年は不作となったため。
センターが9月に行った利根沼田地域の堅果類などの豊凶状況の実地調査によると、ブナ大凶作▽ミズナラ不作▽コナラ不作▽クリ不作▽ミズキ並作-で、5種合計で不作との結果が出た。夏頃の気象条件が影響した可能性があるという。
クマは冬眠に入る前の秋から晩秋にかけ、こうした食料を求め行動範囲が広がる。だが、不作で餌にありつけない今年はさらに遠くまで移動し、人里への出没も想定されるという。
不作だった平成28年度はクマの出没頭数(10~11月)が103頭。今年もほぼ同レベルの不作のため、出没頭数は100頭前後に上るとみられる。並作だった30年度は42頭だった。
センターは山に入る行楽客にクマよけの鈴などを携帯するよう促すほか、クマが普段は出没しない地域でも警戒の必要があるとして注意を呼びかけている。