台風21号に伴う25日の記録的大雨で冠水した千葉県茂原市、佐倉市で29日、それぞれ1人の遺体が見つかった。県警は行方不明になった2人の可能性があるとみて調べている。
29日午前10時頃、茂原市の川沿いの竹林で、行方不明の市内の50歳代女性を捜索していた自衛隊員が遺体を発見した。茂原署によると、赤いかっぱを着ており、大雨当日の女性の目撃情報と一致している。
午前11時半頃には佐倉市の印旛沼のふちで、行方不明者を捜索していた警察官らが遺体を発見。佐倉署は、25日に佐倉市へ車で出かけ、行方不明となった同県浦安市の80歳代男性かどうか確認を進めている。
県内は29日未明から雨に見舞われた。市街地が冠水した茂原市では、住民らが雨具を身に着け、屋外に出した荷物にブルーシートをかけるなどの作業に追われた。
会社員男性(45)は自宅1階に高さ約50センチまで浸水。この日は自宅の片付け作業を進めるため仕事を休み、「また雨かという感じ。廃棄物がぬれると処理に困る」と話した。無職男性(66)は「また水害が起きないといいが」とつぶやいた。