大麻取締法違反の罪に問われた「Dragon Ash」「RIZE」のベーシストであるKenKenこと金子賢輔被告(33)の判決公判(丹羽敏彦裁判官)が30日、東京地裁で開かれ、地裁は懲役6月、執行猶予3年(求刑6月)の有罪判決を言い渡した。
金子被告は黒のスーツにシルバーのネクタイ、黒縁のメガネ姿で出廷。長い髪を後ろで結っていた。裁判官から「大麻への安易な姿勢がうかがわれ、依存も懸念させるが、前科前歴がなく、大麻との関わりを絶つ意向を示している」と、量刑の理由について説明されると、金子被告は「はい」と数回小さな声でうなずき、執行猶予についての説明がなされると「分かりました」と述べた。退廷時には傍聴席と裁判官に向かって一礼し、10分足らずの公判を終えた。
起訴状によると、金子被告は7月19日、京都市下京区の自宅マンションで、大麻約0・23グラムを所持したとされる疑いがもたれていた。前日の29日には「RIZE」のメンバーで、大麻取締法違反罪と麻薬取締法違反の罪に問われたJESSE(ジェシー=本名マック・ファーデン・ジェシー・ソラト)被告(39)が懲役2年、執行猶予3年(求刑2年)の有罪判決が言い渡されている。