女性部下の肩つかみ、キス迫る…1等陸曹を停職に

陸上自衛隊相馬原駐屯地(群馬県榛東村)は28日、部下の女性隊員にわいせつ行為をしようとしたなどとして、東部方面後方支援隊に所属し、同駐屯地で勤務する40歳代の男性1等陸曹を停職4か月の懲戒処分にした。
発表によると、1等陸曹は2018年4月11日、担当だった同日の駐屯地の警備時間を上司の許可なく変更したほか、警備担当の自衛官が拠点とする建物内で、部下の女性隊員の肩をつかみ、無理やりキスをしようとした。女性隊員が所属部隊に報告して発覚した。
1等陸曹は強制わいせつ未遂容疑で前橋地検に書類送検され、今年8月に不起訴となったが、依願退職する予定という。懲戒処分まで1年半かかった理由について、同駐屯地は「正確な事実関係を調べるためだった」としている。