佐賀、墜落した陸自戦闘ヘリ、同型機の飛行再開へ

佐賀県神埼市で2018年2月、陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが民家に墜落した事故で、防衛省は同型機の飛行を11月中旬に三重県で再開する方針を固めた。同省は31日に佐賀県庁を訪れ、事故の再発防止の取り組みと合わせ、再開の方針を説明する。
同型機の飛行は三重県伊勢市の明野駐屯地での訓練で再開する予定で、防衛省は29日に同県や駐屯地周辺の自治体に説明した。佐賀県内での再開については、訓練や確認作業を重ねた上で改めて県や関係自治体を訪れて理解を求める見通し。
同省は9月末、事故調査の最終報告を発表し、山本朋広副防衛相は飛行再開時期について佐賀県の山口祥義(よしのり)知事に「改めて説明に来たい」と述べていた。【関東晋慈】