寝屋川市議の関連団体が150万円不正受給 事業指定取り消し

大阪府は31日、障害者の就労支援事業所を運営する一般社団法人「スクエア」(同府四條畷市)が、訓練等給付費約150万円を不正に受給したとして、事業指定を取り消したと発表した。不正時の同法人代表は元橋理浩・同府寝屋川市議で、今年7月まで務めていた。元橋市議は、大阪維新の会の所属だったが9月に離脱した。
府によると、同法人は今年4月までの約9カ月間にわたり、利用者7人が「ジョブステーション四條畷」(同府四條畷市)でサービスを受けたよう装い、不正請求を繰り返していたという。5月に情報提供があり、発覚した。
元橋市議の離脱時、維新は不正受給を把握していなかったといい、代表代行の吉村洋文大阪府知事は「とんでもない話。刑事事件も視野に入れて厳しくやっていく」と述べた。【津久井達】