PayPayは10月30日、モバイル決済サービス「PayPay」を店舗に即日導入できるようにするための支援ツール「PayPayスマートスタート」を全国展開すると発表した。店舗側が入力した申し込み情報を即時審査し、すぐに利用を始められるようQRコードとひも付ける仕組みを開発。1週間ほどかかっていた手続きを1日に短縮することで、導入のハードルを下げ、加盟店拡大につなげる狙い。
これまで店舗がPayPayを導入するには、申し込み情報を入力後、数日かかる審査を通過して導入用のキットを受け取り、店舗向け決済管理ツールの初期設定を自ら行う必要があった。これをPayPayスマートスタートの導入で大幅に短縮。PayPayの営業担当者が支援ツールを持って店舗を訪れ、店舗側にヒアリングを行いながら一連の流れをサポートすることで、利用開始時の負担を軽減するという。9月から東京や名古屋など一部地域で試験的に導入していたが、10月から順次全国に展開している。