神戸市立東須磨小学校の教諭4人が後輩教諭にいじめ行為を繰り返していた問題で、市教育委員会は31日、加害教諭4人を同日付で分限休職処分とし、給与の支給の停止措置をとった。
4人の一律処分について、市教委が諮問した外部の有識者による分限懲戒審査会はこの日、「4人の行為の程度に差がある」「起訴されるとまでは言えない」などとして「不相当」とする答申をまとめたが、市教委は「重大な信用失墜があった」として処分に踏み切る異例の決定を行った。
分限休職は職員が長期間、療養する場合などに自治体が休職させ、給与の支給を停止できる公務員の制度。市教委は問題把握後の10月1日から加害教諭4人を自宅で待機させていたが、有給休暇を取得する形式だったため苦情が殺到。同30日から、長期間の療養などの事情がなくても、重大な不祥事を起こして起訴される恐れがある場合は分限処分の対象とする改正条例が施行されていた。
市教委によると、複数の加害教諭が「迷惑をかけた」と退職を申し出ているというが、自主退職すると退職金が支給されるため、申し出を認めない方針を決めている。