東京都渋谷区の長谷部健区長は1日、仮装した若者が多数集まったハロウィーンが終わったことを受けて、都内で記者団の取材に応じ、「ここ数年では一番安全なハロウィーンだった。ほっとしたのが正直なところ」と語った。
区では昨年のハロウィーンで酒に酔った人たちのトラブルが相次いだことを受け、期間限定で路上飲酒を禁じる条例を6月に制定。今年のハロウィーンで初めて実施された。逮捕者は出たが、区長によると路上のごみやけんかは減り、条例について「それなりに反応があった」とした。
区長は新たな課題として訪日外国人への呼び掛けが足りなかったと指摘。「区の範疇(はんちゅう)を超えている。国や航空会社などは渡航前に条例があることを呼び掛けてほしい」と話した。