渡辺明王将(35)への挑戦をかけた第69期大阪王将杯王将戦リーグ(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大阪王将特別協賛)の羽生善治九段(49)と広瀬章人竜王(32)の対局が1日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた。広瀬が107手で勝って3勝1敗と星を伸ばし、史上最年少挑戦の記録がかかる藤井聡太七段(17)と並んで首位に立った。通算100期目のタイトル獲得を目指す羽生は2勝2敗。
広瀬は4日の久保利明九段(44)、最終日19日の藤井との2戦を残している。藤井は久保、広瀬と対戦する。 終局後、広瀬は「次局も頑張って、いい状況で最終戦の藤井戦を迎えたい」と挑戦権獲得に意欲を見せ、羽生は「最後で大きな誤算があり駄目にしました」と落胆していた。【山村英樹、丸山進】