女流王将戦、挑戦者の西山が里見破る 女王と合わせて2冠に

将棋の第41期女流王将戦三番勝負(囲碁・将棋チャンネル主催)の第3局は1日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、挑戦者の西山朋佳女王(24)が里見香奈女流王将(27)に131手で勝ち、2勝1敗で初の女流王将を獲得した。西山は女王と合わせて2冠になった。
9月に新タイトルの清麗を獲得し、史上初の女流6冠となった里見は清麗・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花の5冠になった。
西山は「なかなか想定通りにならない将棋ばかりでしたが、勝ててほっとしています」と話した。里見は「どの局も難しかったが、方針がチグハグだったりしてしまった」と語った。【山村英樹】