裁判員の死刑破棄維持か=大阪の被害者2人の通り魔、12月判決―最高裁

大阪・ミナミの路上で2012年に2人が刺殺された通り魔事件で、殺人などの罪に問われた礒飛京三被告(44)について、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は1日までに、判決期日を12月2日に指定した。二審の結論変更に必要な弁論が開かれないため、一審裁判員裁判の死刑判決を破棄した二審の無期懲役判決が維持される公算が大きい。
殺害された被害者が複数の事件で、裁判員の死刑判断が見直され、検察側が上告した初のケース。被害者が1人で上告したのは3事件あり、最高裁はいずれも二審の無期懲役を維持している。