福岡県田川市伊田の石炭記念公園で2日、秋の風物詩「TAGAWAコールマイン・フェスティバル 炭坑節まつり」が開幕し、光の競演目当ての家族連れらで夜までにぎわった。
炭坑節をテーマにした歌や踊りなど多彩なライブショーに続き、日没後に新企画「スカイランタン」が始まった。ライトアップされた二本煙突を前にLED(発光ダイオード)で輝く紙風船を約100個浮かべ、幻想的な夜景を演出。地上では、約2万本のろうそくをともす「キャンドルナイト」が競演した。
炭坑節まつりは、田川市郡の基幹産業だった炭鉱といった歴史と文化を全国に発信するため始まり14回目。開会式で、主催する実行委員会の副会長、清水博文・田川市区長会長(74)が「先人が流してきた血と汗と涙への感謝の気持ちなくして祭りは成立しません」と黙とうを呼びかけた。
最終日の3日は、午前10時からグルメエリアとフリーマーケットが営業する。午後1時からは大相撲九州場所に臨む千賀ノ浦部屋の協力で「力士とのふれあい相撲」を開き、大関に復帰した貴景勝関も登場予定。1万人規模の炭坑節は午後3時半に始まる。老若男女の踊りの輪が広場を埋め、祭りの熱気は最高潮に達する。【峰下喜之】