元駐イラン大使「セクハラ」 強制わいせつ容疑、不起訴処分に 東京地検

駐イラン大使時代に部下の女性にキスをしたなどとして、強制わいせつの疑いで書類送検された駒野欽一・元大使(72)について、東京地検は5日、不起訴処分とした。地検は処分理由を明らかにしていない。
元大使は2012年10月、テヘランの大使公邸で部下の女性職員に無理やりキスをするなど、わいせつな行為をしたとして5月に警視庁町署に書類送検されていた。
元大使は12年11月に外務省を退職していたが、同省は13年2月、当時の官房長がセクハラ行為に当たるとして元大使を口頭注意した。今年2月にも元大使を呼び出して「対外的な外交関連活動を行わないことを求める」などと伝えていた。
元大使は4月の毎日新聞の取材に「別れのハグ(抱擁)をしたい」と告げてにキスをしたと説明。「(さらに口に)しようとしたら嫌がったのでやめた」などと話していた。【田中龍士】