滋賀県長浜市はヘビーメタル調の楽曲に乗せた、市職員採用のPR動画を製作した。職員採用試験の受験者数が減少傾向にある中、仕事のやりがいや楽しさを分かりやすく伝えようと、若手職員4人が楽曲の作詞・作曲から動画に登場する写真の撮影、動画の編集までほぼ全てを自前でこなした。動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで公開している。
動画のタイトルは「We Want Ones―長浜市役所で働こう―」。約3分間の動画は冒頭、「ナ・ガ・ハ・マー!」のシャウトから始まる。力強い歌声とアップテンポの楽曲が流れる中、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「長浜曳山(ひきやま)まつり」や、竹生島など市の文化や自然が映像で紹介される。
市役所の具体的な業務も動画などで説明。窓口業務や税金、福祉などのほか「冬の大切な仕事」として除雪作業も取り上げている。最後に「長浜市役所が求める人材」を「ながはまし」の頭文字に合わせて例示し「何事も挑戦!積極的にチャレンジする人」「頑張る気力!忍耐強く最後までやり抜く人」などと訴えかけている。
市によると、今年度の職員採用試験(一般事務職)の受験者は75人。民間企業を志望する若者が増えていることもあり、4年前(152人)に比べ半減している。市の担当者は「市役所のイメージとのギャップで見る人の関心をひくのでは、とヘビメタ調にした。動画をきっかけに、長浜市や市役所の仕事に興味を持ち、進路の選択肢の一つにしてもらえれば」と期待している。【若本和夫】