堺市の前市長、竹山修身氏(69)の政治資金収支報告書に多額の記載漏れが発覚した問題で、選挙運動費用の二重計上などを調査する市議会調査特別委員会(百条委)が5日開かれた。証人尋問のため、出頭を要請されていた竹山氏は、連絡をせずに欠席。この日の尋問は中止となった。
竹山氏側は「選挙資金に百条委の調査権限は及ばない」などと主張、日程調整に応じなかったため、百条委が尋問日を指定し通知していた。
地方自治法に基づく百条委は強い調査権限を持ち、正当な理由なく出頭を拒否した場合などは禁錮刑や罰金刑が科される。
竹山氏を巡っては、後援会など関連政治団体の政治資金収支報告書に約2億3000万円の記載漏れや市長選時の選挙運動費用の二重計上が発覚し、今年4月に引責辞職。大阪地検特捜部が9月、政治資金規正法違反容疑で自宅などを捜索している。
池田克史委員長(大阪維新の会)は取材に、「欠席の説明もなく、議会軽視が甚だしい。再出頭請求にも応じず、正当な理由がないと判断されれば、刑事告発することになるだろう」と今後の見通しを語った。【高田房二郎、鶴見泰寿】