小林和作賞にかわぐちかいじさん 故郷の尾道で表彰式

今年度の小林和作賞授与式が4日、小林の菩提(ぼだい)寺の西国寺(広島県尾道市西久保町)であり、受賞者の漫画家、かわぐちかいじ(本名・川口開治)さん(71)=東京都小金井市=に表彰状が贈られた。
かわぐちさんは尾道市向東町出身。尾道北高から明治大に進み、在学中に漫画家デビューを果たした。代表作に「沈黙の艦隊」「ジパング」「空母いぶき」などがある。「尾道マンガ大賞」の最終審査員も務めている。
かわぐちさんは受賞後の講演で「尾道はマンガを楽しむ子供を育てるのに適している」と話した。また、双子の弟協治さん(故人)の思い出も語り、「協治は民衆画家としての和作に共鳴していた」と述べた。
小林和作賞は尾道市の芸術振興に寄与した個人・団体に市立美術館が贈っている。かわぐちさんは半世紀に及ぶ創作活動が評価された。【渕脇直樹】