首里城遺産構成、基壇の一部損傷か…火災原因は電気トラブル有力

首里城の火災で、那覇市消防局は6日、電気系統のトラブルを有力な出火原因とみていると発表した。火元とみられる正殿の北東部分からは、内部が焦げた電気設備が見つかっており、沖縄県警や同局は実況見分を続け、関連を調べている。
沖縄美ら島財団は同日、警備員らが最後に正殿に立ち入ったのが10月31日午前1時20分頃だったとしてきたのは誤りで、同30日午後9時35分だったと発表した。財団職員が正殿から出た後、警備員がシャッターを閉めたのが最後という。
財団などは火災後初めて現場の写真も公開。多くの建物が焼失した中で、琉球国王の象徴とされる龍をかたどった正殿前の柱は焼け残っていた。
県教育委員会によると、世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産である

基壇
( きだん ) (土台)の一部が損傷した可能性がある。基壇などの遺構は全焼した正殿の地中にあるが、露出させてガラス越しに公開していた部分(縦約7メートル、横約5メートル)にがれきが入り込んだという。同教委は、ごく小規模であることから、世界遺産としての価値への影響は少ないとみている。
玉城デニー知事は、沖縄の本土復帰から50年となる2022年5月までに再建計画の策定を目指す考えを示している。