不正車検の見返りに現金 整備会社の検査員を追送検 3年間で1000件関与か

改造車などの車検を不正に通す見返りに現金を受け取ったとして、大阪府警は6日、自動車整備会社「共栄自動車」(堺市)の自動車検査員、水田広大被告(33)=虚偽有印公文書作成などの罪で起訴=を加重収賄の疑いで追送検した、と発表した。府警は過去3年間で約1000件の不正車検を繰り返したとみている。
送検容疑は今年2~5月、改造された乗用車やバイク計6台について、必要な検査をせずに虚偽の保安基準適合証を交付するなどした見返りに、自動車販売会社の経営者ら2人から計6万6000円を受け取ったとしている。容疑を認めている。
府警交通捜査課によると、水田被告は不正車検を1台1万1000円で請け負い、2017年から3年間で1100万円以上を受け取ったという。国が指定する民間車検場などで勤務する自動車検査員は「みなし公務員」で、収賄罪が適用される。【安元久美子】