仙台市は5日、台風19号で発生した宮城県丸森町の災害ごみ約3000トンを受け入れると発表した。6日から受け入れを開始し、来年3月末まで葛岡工場(同市青葉区)で処分する。
市環境局総務課によると、市内には葛岡工場のほか、松森工場(泉区)と今泉工場(若林区)の計3工場がある。松森、今泉両工場では先月や今月に定期点検があるため、葛岡工場で受け入れることにした。
市内の家屋や事業所からの災害ごみは約1200トン、道路や水路の稲わらなどは約1300トン、さらに農地に漂着した稲わらなどのごみは約7400トンと推計しており、各工場の稼働能力などをみて決定した。
阿武隈川の支流の堤防が決壊した丸森町では、災害ごみが約1万9000トン発生するとみており、通常、年間に処分するごみの量の6倍強に及ぶ。このため処理がいつ終了するのか、めどが見通せない状況となっている。
仙台市は1日、環境省と県からの要請を受け、5日に職員3人を丸森町に派遣し、受け入れ準備に取りかかった。担当者は「家具などの可燃性の粗大ごみを中心に受け入れていきたい」と話した。【吉田勝】
福島・相馬市は流木
丸森町の南に隣接する福島県相馬市は、同町の水路などに詰まったり、水田に流れ着いたりして復旧の妨げになっている流木を受け入れることを決めた。
同町では大内地区に流木の仮置き場を設けており、ここが満杯になり次第、相馬市内の仮置き場に運び込む。
同町では五福谷川周辺などで、川が越水したことに伴い、流木が水田や水路、道路、宅地などに大量に流出。今後、町内の仮置き場が満杯になることも考えられるため、同町が10月下旬、相馬市に受け入れを依頼した。【吉田勝】