琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」が7日、政府が日本を代表するサイクリングルートとして国内外へPRする「第1次ナショナルサイクルルート」の一つに選ばれた。外国人旅行者も含めた自転車愛好家を呼び込む好機と、関係者の期待も高まっている。選定を受け、滋賀県の三日月大造知事は「とてもうれしく、光栄だ。世界の方や、初心者からベテランまで、もっと楽しんでもらい『三方よし』のルートにしたい」と意気込みを語った。
国土交通省の自転車活用推進本部(本部長・赤羽一嘉国土交通相)が7日、発表した。誰もが安全・快適に走行でき、いつでも休憩できる環境を整えていることなどが要件となっている。国交省で同日開かれた発表式には西嶋栄治副知事が出席し、随行の県職員からの電話を県庁で待っていた三日月知事らは、くす玉を割ってルートの選定を喜んだ。
ビワイチは1周約193キロ。訪日外国人(インバウンド)の利用も多く、県のまとめでは2018年にビワイチをした人は約10万6000人と、統計を取り始めた15年以来、初めて10万人を突破した。県は推奨ルート上の道路に、青い矢羽根マークや破線を引く事業を進めている。
第1次ナショナルサイクルルートにはビワイチのほか、旧筑波鉄道の廃線跡や霞ケ浦湖岸を走る「つくば霞ケ浦りんりんロード」(茨城)、瀬戸内海の島々を巡って海峡を横断する「しまなみ海道サイクリングロード」(広島、愛媛)が選ばれた。今後も随時追加され、国は国内外へのPRや、自転車道の整備支援などをする。【成松秋穂】