ツイッター元社員らをスパイ容疑で米司法当局が訴追

ロイター通信は7日、米司法当局がツイッター社の元社員2人ら計3人を、サウジアラビア政府のために同国の反体制派のツイッターアカウントにアクセスしていたなどとしてスパイ活動の疑いで訴追したと報じた。
米メディアによると、訴追された元社員2人は米国人とサウジ人。2人は、反体制派のツイッターアカウントに繰り返しアクセスしていたとされる。アカウントに登録されているメールアドレスや電話番号などは社員がアクセスすれば閲覧できる状態だった。訴追されたもう1人はサウジ人で、サウジ政府関係者と元社員との仲介役を務めていたという。
この事件を最初に報じた米ワシントン・ポスト紙は「今回の事件によって、外国政府が米国のソーシャルメディアを使い、自国の批判者を特定し、その声を封じ込めるという問題が浮上した」と指摘した。
サウジアラビアを巡っては、サウジ王室の批判を続けていたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が昨年10月、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害されている。国連が報告書をまとめ、事件の責任がサウジ政府にあると結論づけている。【岡村崇】