トラック運転手勤める運送業者「被害者におわびのしようもない」 京急衝突

5日午前、横浜市神奈川区の京急電鉄神奈川新町―仲木戸駅間の踏切で起きた、快特電車とトラックの衝突事故。トラックを運転していた本橋道雄さん(67)が勤める千葉県香取市佐原の運送業者「金子流通サービス」の関連会社の男性(52)によると、本橋さんは5日午前4時ごろに会社を出て、横浜市内でオレンジなどを積み込み、千葉県成田市に運ぶ途中だった。本橋さんは別の運送会社で20年ほど運転手として働いた後、昨年10月に入社。入社後に事故を起こしたことはなく、今年6月に受けた健康診断でも問題は見当たらなかったという。
横浜市から荷物を運ぶ業務は4回目で、男性は「1回目に会社が別の運転手を同乗させて教えたルートではなく、なぜあの踏切を通ろうとしたのかわからない」と説明した。
金子流通サービスは5日、「被害者におわびのしようもない」とのコメントを出した。【中村宰和】